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金沢大学 校歌
作詞:室生犀星 作曲:信時 潔
天うつなみ けぶらひ
天そそる 白ねの
北方のみやこに学府のありて
燦たる燈をかかげたり
人は人をつくるため
のろしをあげ
慧智の時間を磨く
栄光ある人間をつくらむと
新風文化の扉は開かれ
あたらしの人 世代にあふれ
手はつながれ 才能は結ばれ
こぞりてわが学府につどへり
こぞりてわが学府につどへり
南下軍の歌
作詞:高松武済 作曲:梁瀬成一
一. | 啻に血を盛る瓶ならば
五尺の男児要なきも 高打つ心臓の陣太鼓 霊の響きを伝えつつ 不滅の真理戦闘に 進めと鳴るを如何にせん |
二. | 嵐狂へば雪降れば
いよいよ燃えたつ意気の火に 血は逆捲きて溢れきて 陣鼓響きて北海の 「健児髀肉を嘆ぜしが」 遂に南下の時到る |
三. | 花は御室か嵐山
人三春の行楽に 現もあらで迷ふ時 西洛陽の薄霞 霞にまがふ砂煙 蹴立てて進む南下軍 |
四. | 平和はいづれ偸安の
秒時の夢に憧るる 「痴人始めてよく説かん」 丈夫武夫は今日の春 花よりもなほ華かに 輝く戦功立てんかな |
北の都
作詞:駒井重次 作曲:金原祐之助
一. | 北の都に秋たけて
吾等二十の夢数ふ 男女の棲む国に 二八に帰るすべもなし |
二. | そのすべなきを謎ならで
盃捨てて嘆かんや 酔へる心に吾れ若し 吾永久に緑なる |
三. | そのすべなきを謎ならで
盃投げて呪はんや 歌ふ心の吾れ若し 吾永久に緑なる |
四. | 髪は緑の青年が
友情の園に耕ひし いや生き繁る友垣や 三年の春とめぐる哉 |
五. | 堅琴とりて自治の歌
声高らかに奏づれば 三つの城辺の山彦の 今を限りによびかへす |
六. | 自由の為に死するてふ
主義を愛して死するてふ 男の児の意気地今も尚 石に砕きて砕き得じ |
七. | 藻の花ひらくうつし世に
潮の流れ渦をまく 名もなき道を行く勿れ 吾等が行手星光る |
八. | 氷塊の如吾胸に
抱く心の解け出でて 語り明かさん今宵かな 星影冴ゆる記念祭 |
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